ウェビナー開催で集客/認知度の拡大へ。メリットや注意点、おすすめツール7選をご紹介

場所や時間を気にせずセミナーを開催できる「ウェビナー」は近頃急激に注目が集まっています。

この記事ではウェビナー開催のメリットや注意点を振り返り、利用料金や導入が分かりやすい、ウェビナーのおすすめツールをご紹介します。

ウェビナーとは

ウェビナーとは、「ウェブ」+「セミナー」を合わせた造語のことです。

インターネット上で行われるセミナーのことを指しています。

ウェビナーの他に、Webセミナーやオンラインセミナーとも呼ばれます。

配信する形で似たようなものでオンライン展示会というものも近年急速に発展しています。

ウェビナーを導入するメリット

ウェビナーを導入することにはいくつものメリットがあります。

今回は主な3つを紹介します。

① 集客の幅が上がる

ウェビナーを導入することで集客をより効率良く行うことができるようになります。

ウェビナーの受講者はインターネットの環境が整っていれば参加できるため、自宅からでも会社からでも参加することが可能です。加えて、今まで会場への距離が遠いことを原因にセミナーに参加できなかったようなターゲットへもアプローチすることが可能になります。

また録画やアーカイブを残せば、受講者は場所に縛られないだけでなく、時間にも縛られることなくセミナーに参加できます。

このように集客の幅が広がることで、様々なターゲット獲得へとつながり、新たなビジネスチャンスを生むことができるのです。

② コストを大幅に削減できる

2つ目は大幅なコスト削減に繋がることです。

例えば札幌・大阪・福岡で会場を借りてセミナーを行う場合、それぞれの会場費・交通費・宿泊費などがかかります。

また金銭面だけではなく、会場の打ち合わせや会場へ出向くための”時間”もかかります。

しかしウェビナーではオフィスの一室からでもセミナーの開催が可能になります。

カメラなどの設備の購入は必要ですが、上で挙げたような、オフラインでのセミナーと比べると会場費や交通費がかからないため、経費や時間の大幅な削減が実現します。

また定期開催していた説明会などは、一度撮影してしまえば繰り返し使えるため、これまで説明会にかかっていたコストを削減することができます。

このようにウェビナーを導入することによって、「金銭」と「時間」、両方のコストを削減できるのです。

③ 編集が可能

ウェビナーを導入するメリット3つ目は、編集が可能になり、より良いコンテンツを発信できるようになることです。

対面で行うセミナーの本番は基本的に一発勝負です。

それに対してウェビナーは、リアルタイムのライブ配信でなければ、何度でも撮り直しや編集が可能です。

一度撮ったものを見返してブラッシュアップすれば、完成度の高い、質の良いセミナーを受講者に届けられるようになります。

ウェビナーを導入する際には機材に注意を

これまで、ウェビナーを導入することによるメリットをご紹介しました。

ウェビナーを導入する際にはカメラなどの機材スペックに注意しましょう。いくら発信している内容が良いものでも、ノイズだらけの音声、画質の悪い映像では参加者の満足度は決して高くなりません。ウェビナーは画面越しで行われる分、受講者にどれだけ質の良い音声・映像を届けられるかが重要なポイントになります。

質の高いコンテンツを提供するためにも、機材選びには気をつけましょう。

おすすめウェビナーツール7選

それではここから、ウェビナーのおすすめツールについてご紹介します。

※今回は無料の個人利用プランを紹介していません。

※記載している料金は全て税抜き価格です。

1. 『Zoom (ズーム)』

公式HP:https://zoom.us/webinar

導入企業:日本航空株式会社、Nasdaq、…etc

主な特徴

① FacebookやYouTubeのライブ配信が可能

サービス提携をしているため、Zoomでセミナーを行いながら、「Facebook Live」「YouTube Live」へのライブ配信が可能です。

② オンデマンド視聴が可能

ウェビナーを自動的にクラウド上に録画するため、受講者は都合の良いタイミングで参加できます。

③ 収益化が可能

オプションでウェビナーの有料提供が可能です。参加者はPaypalやクレジットカードで決済できます。

主な料金プラン

プラン プロ ビジネス 企業
月額 2,000円 2,700円 2,700円
参加人数 100人 300人 500人

※参加人数はオプションあり

※Zoomウェビナーを利用する場合は別途「ビデオウェビナー」を買う必要あり

〈ビデオウェビナー〉

・5,400円/月

・参加人数100~10,000人

2. 『Cocripo (コクリポ)』

公式HP:https://www.cocripo.co.jp/

導入している企業:株式会社クラウドワークス、株式会社LIXIL、…..etc

主な特徴

① 低価格

一般的なウェビナーツールと比較して低価格となっています。

② 配信・参加が簡単

開催者は、Chromeブラウザさえあれば配信できるため、容易に配信が可能となります。

主な料金

プラン ビジネス エンタープライズ
月額料金 30,000円/月 70,000円/月
最大同時接続可能人数 100人 300人
最大利用時間 10時間/月 20時間/月
オプション料金 5時間:15,000円
10時間:30,000円
5時間:17,500円
10時間:35,000円

3.『V-CUBE セミナー (ブイキューブセミナー)』

公式HP:https://jp.vcube.com/service/seminar

導入している企業:株式会社大塚商会、株式会社静岡新聞社、株式会社伊予銀行、…etc

主な特徴

① 最大10,000拠点に配信

全世界の最大10,000拠点のPCに対して、セミナーを生中継で配信できるシステムになっています。

② 多言語に対応

日本語・英語・中国語・タイ語・インドネシア語に対応しています。

③ 配信サポートや専用スタジオを完備

専門スタッフが配信の事前・当日・事後のフォローを行います。また、ウェビナーに最適な専用スタジオの用意もあります。その他24時間365日サポート体制が整っているため、トラブルが起きても安心です。

主な料金プラン

料金については掲載していないため、こちらからお問い合わせ下さい。

4『Google Meet(グーグルミート)』※旧Google ハングアウト

※Googleハングアウトは、2020年に「Google Meet」に名称変更しました。

公式HP:https://gsuite.google.co.jp/intl/ja/products/meet/

導入している企業:株式会社帝国ホテル、全日本空輸株式会社、株式会社アシックス、…etc

主な特徴

①クリアな映像と音声

ネットワーク速度により設定が自動調整されるため、高品質な映像/音声が維持されます。その他、AIによる機能強化で暗い場所や騒がしい場所でも快適に使用できます。

②自動文字起こし機能

音声認識テクノロジーによる自動文字起こし機能(※)によって、聴覚障がいのある方も内容を追うことができます。

※英語のみ

主な料金プラン

プラン G Suite Essentials G Suite Enterprise Essentials
月額料金 10米ドル 20米ドル
最高参加人数 150人 250人
最長時間 300時間 300時間

※2020年9月30日まで無料で利用可能

※G Suite Enterprise Essentialsのみ、ドメイン内のライブ配信・録画とGoogleドライブへの保存が可能

5.『ネクプロ』

公式HP:https://nex-pro.com/webseminar/

導入している企業:マイナビニュース、株式会社大日本印刷、…etc

主な特徴

① 初めての方でも安心

専門的な機材は不要で、ウェブカメラを用意するだけとなっており、オプションで当日立会いで運営をサポートしてくれるサービスもあります。

② コンサルティングサービス

事前の企画や集客のサポートも対応可能となっています。また、参加状況・チャット解析・アンケート分析の結果をレポートし、次に開催するセミナーの集客のヒントも得る事ができます。

主な料金プラン

ライトプラン:月額5,000円~

※スタンダードプラン・プレミアムプランについてはこちらからお問い合わせ下さい。

6. 『Giga Cast (ギガキャスト)』

公式HP:https://powerlive.logosware.com/

導入している企業:ソフトバンク株式会社、マネックス証券、…etc

主な特徴

① 使いたい分だけ購入可能

継続契約は不要な、使いたい時だけ使いたい分購入できる「プリペイド制」を用意しています。

② プレゼン特化型画面構成

プレゼン型のセミナーに最適化された資料の取り扱いや画面構成になっているため、資料中心でセミナーを開催することが多い方におすすめです。

主な料金プラン

プラン プリペイド制 月額固定(ポイント発行式) 月額固定(時間帯指定プラン) 従量課金制
プランの特徴 一定ポイントを事前に購入後、利用量に応じてポイント消費。小規模セミナーや数回程度しか使わない方におすすめ 毎月一定量のポイントを定期購入。開催時間は未定だが、毎月数回利用する方におすすめ。 月額固定料金で使い放題。毎日、あるいは週に数回の頻度で利用する方におすすめ。 複数セミナーの同時開催や数百人以上が参加するセミナーを高頻度で開催する方におすすめ
費用 40,000円~ 月額9,800円~ 月額48,000円~+初期費用98,000円 別途お問い合わせ
同時参加人数 ~500人 ~500人 ~500人 ~6000人

その他、詳しい料金プランについてはこちらをご覧下さい。

7.『Cisco Webex (シスコウェベックス)』

公式HP:https://www.webex.com/ja/webinar.html

導入している企業:住友商事株式会社、株式会社ローソン、…etc

主な特徴

①他社製品と連携

Google製品やOfficeなど、他社製品との連携をスムーズに行えるため、環境構築がしやすいです。

②強固なサービスインフラ

世界8ヶ所に、データ・サービスを配信する場所を設置されており、国内サーバーに不具合が起きた場合は国外のサーバーからサービスが提供されます。これによって、接続が安定しやすい状況を確保できる状態となっています。

③様々な言語に対応

世界150ヶ国以上で利用され、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語など世界10言語に対応しています。国内だけでなく、外国人向けのセミナーを開催することも可能です。

主な料金プラン

※月間プランなら1ヶ月、年間プランなら4ヶ月無料で利用できます。

プラン Starter(小規模チーム) Plus(中規模チーム) Business(企業)
月額料金 1,490円 1,980円 2,980円
最高参加人数 100人 100人 200人
最長時間 24時間 24時間 24時間

Enterpriseオプションについては、こちらから、その他、詳しい料金プランについてはこちらからご確認下さい。

ウェビナーの導入で集客/認知度の拡大へ

この記事では、ウェビナーのおすすめツールやメリット、注意点をお伝えしました。

ウェビナーを導入する際は、

・規模

・予算

・開催頻度

・ウェビナーに精通しているかどうか

これらの点を吟味してツールを選んでみて下さいね。

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