【2022年6月版】製造業に関連する最新ニュース・発言まとめ

製造業を取り巻くビジネスの現場は常に変化を続けており、日々新たな製品の発表や業界を揺るがすニュースが発表されています。

これらの情報をキャッチしておくことで、自社ビジネスで活用できるアイデアが生まれる可能性が高まります。

そこで今回は、製造業に関連する最新のニュースや発言を2022年6月のトピックを中心に、製品関連のニュースと時事ニュースに分けてご紹介します。

製造業に関連するトピックスをチェックして、新しいビジネスアイデアのタネとして有効活用しましょう。

製造業の製品関連ニュース

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ここでは、製造業の製品に関連したニュースをご紹介します。

最新のデジタル技術に関するニュースが中心となっているので、DX担当者は欠かさずチェックすることをおすすめします。

AIoTクラウド、IoT開発支援サービスを紹介

株式会社AIoTクラウドは「ものづくりAI/IoT展」にて、モノとインターネットを接続するIoT化を支援する「カンタンIoT開発支援サービス」の紹介を行いました。

AIoTクラウドは700以上のIoT製品の開発に携わっている実績を持ち、本サービスはAIoTクラウドが培ったノウハウを利用してIoT製品の導入をサポートするサービスです。

主に家電製品や産業機器メーカーを顧客と想定してサービスの提供を行っており、クラウドサーバー、通信モジュール、スマホアプリといったIoTの導入から運用まで、必要な要素を一括でサポートする内容となっています。

ヒアリングを通じて企業の悩みを明確にしたうえで導入・運用までサポートを行っているため、各企業に適したIoTソリューションの提供を可能にしています。

自社製品のIoT化を検討中だがどのように進行していいか悩んでいる、IoT化を利用してどのように製品の魅力を高めればよいか悩んでいるという企業は注目のサービスといえるでしょう。

SAPジャパン、新たな倉庫ロボット連携ソリューションを発表

2022年6月28日、SAPジャパン株式会社が倉庫ロボット連携ソリューションである「SAP Warehouse Robotics」を発表しました。

同社はスマートファクトリー形成の支援事業を行っており、こちらの事業の最新ソリューションとして発表となった格好です。

同ソリューションは倉庫内でさまざまな役割を担う複数のロボットをまとめて管理することで、これまで以上に柔軟な倉庫のオペレーションを実現するためのものとなっています。

これまで課題とされていた倉庫におけるロボットの導入・運用の難しさの改善が見込めるため、倉庫を利用する製造業関連企業にとっては注目のソリューションとなるでしょう。

また、同社が提供する他のソリューションとの連携も予定しており、倉庫と製造の現場を連携したうえで次世代のスマートファクトリーの実現を目指しています。

日本の製造業の現場における課題、人手不足、AIの現場利用などを補える新時代のスマートファクトリー推進に向けて、今後も目を離せないトピックといえるでしょう。

Yahoo!ニュース
SAPジャパン、倉庫ロボット連携ソリューション「SAP Warehouse Robotics」を発表(...
https://news.yahoo.co.jp/articles/12df7413dc75319047c45c1886a6d859f4667afd
 SAPジャパン株式会社は28日、倉庫ロボット連携ソリューション「SAP Warehouse Robotics」の提供を開始したと発表した。同日には、新ソリューションの概要に加え、一昨年大手町ビル内

NEC、人手業務を正確に解析するAI技術を開発

2022年6月20日、NECが人の手による業務をより正確に把握できるAI技術を開発しました。

今回NECが開発した技術は、作業者の手指の骨格情報とその周辺にある部品や道具などの情報を組み合わせて解析することで、AIによる正確な作業内容の判別を可能にしました。

これまで課題とされていたAIの精度と、精度を高めるために負荷が大きくなりがちだった学習データ容量という課題を改善した格好です。

NECはこちらの技術について2022年度中の製品化を目指すと発表しており、製造業向けに製品化を進めていく方針となっています。

また、本製品に関してNECは大企業での利用だけでなく、中小企業での利用もできるようなサービス展開をする方針を示しています。

現場での人の手による作業を効率化したいと考えている企業にとっては、要注目のトピックといえるでしょう。

製造業に関する時事ニュース

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ここでは、製造業に関する時事ニュースをご紹介します。

大企業の新たなサービスに関連する情報が多くなっているため、今後の業界のトレンドを掴むために有効活用しましょう。

ソニーとホンダ、新会社の設立の合弁契約書締結を発表

2022年6月16日、ソニーとホンダが高付加価値の電気自動車の販売およびモビリティサービスを行う新会社「ソニー・ホンダモビリティ」の設立についての合弁契約書を締結したと発表しました。

2022年3月4日、両社は新会社の設立およびその事業内容を発表しており、今回の合弁契約書の締結はそれから約3ヵ月の歳月を経て実現した形です。

ホンダが培ってきた安全技術や車体製造技術、ソニーが培ってきた通信・ネットワークなどのノウハウを利用して、新たなモビリティサービスの実現を目指しています。

新会社は今年中にも設立予定であり、サービス提供開始時期は2025年となる見込みです。

3年後の2025年、ソニー・ホンダモビリティのサービスによって業界はどのように変化するのか注目したいところです。

ソフトバンクがエンジニア育成サービスを法人向けに展開

2022年6月28日、ソフトバンクが法人向け人材育成サービス「Axross Recipe for Biz」を発表しました。

これまで個人向けとして展開していた「Axross Recipe」を法人向けにも展開を開始した形です。

本サービスではAIやDXに携わる人材をターゲットとして、厳選された学習コンテンツを実務で活かせる実践的な内容で提供しています。

サービス内では現役で業務を行うエンジニアが業務の中で得たノウハウを「レシピ」という形で教材として投稿、テキストに加えて動画形式でも投稿されています。

「D製造業DXおすすめコース」「流通小売業DXおすすめコース」といった製造業関係者向けのパッケージも用意されているので、製造業関連企業のDX担当者は要チェックといえるでしょう。

また、学習の進捗状況は一覧でチェックできるため、受講者の上司や管理者はどの受講者がどの講座まで受講したか確認することも可能です。

社内におけるDX人材の育成に力をいれたい企業にとっては、見逃すことのできないサービスといえるでしょう。

キヤノンITS、需要予測ソリューションの最新版の販売を発表

2022年6月28日、キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は需要予測・需給計画ソリューション 「FOREMAST(フォーマスト) Ver.3.3」の販売開始を発表しました。

販売開始は7月1日からを予定しており、新機能として気象情報やAIを利用した需要予測の精度の上昇、在庫補充計算機能を従来のバージョンからアップデートして搭載済みです。

本ソリューションは近年サプライチェーンマネジメントで注目されている、需要予測の精度を上げるための気象や物価指数といったコーザルデータの活用に焦点を当てたものとなっています。

また、在庫補充計算機能では在庫量をはじめとしたデータを考慮して在庫補充量を自動調整する機能を搭載しています。

これらの機能によってサプライチェーンマネジメントのさらなる効率化を図り、担当者の労働環境改善、食品ロスの削減といった社会問題の解決にも力添えができる注目のソリューションといえるでしょう。

BIGLOBEニュース
キヤノンITS、需要予測・需給計画ソリューションの最新版 - AIで予測精度向上(202...
https://news.biglobe.ne.jp/it/0628/mnn_220628_6094211607.html
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は6月28日、気象などのコーザルデータとAI技術を用いて需要予測精度を向上させる機能や、…|BIGLOBEニュース

最新ニュースをチェックして事業の発展に活かそう!

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今回は製造業に関連する最新のニュースや発言を2022年6月のトピックを中心に、製品関連のニュースと時事ニュースに分けてご紹介しました。

変化の激しい製造業において、最新のニュースから業界の動向をチェックすることは自社のさらなる発展を目指すためには必要不可欠です。

また、最新の製品をチェックすることで、自社で利用を検討すべき製品が見つかるかもしれません。

変化が激しい製造業界だからこそ、最新のトピックスをチェックして自社の事業戦略へ活用していきましょう。

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