昨今、ビジネスの現場でより重要性を上げているDX。
しかし、DXという言葉は知っていても、そのあいまいさゆえに具体的な内容や実行方法などの理解に乏しいという方も少なくないはずです。
そこで今回は、DXへの理解を深めるために使えるDX関連の本を15冊ご紹介します。
本でより具体的かつ網羅的に知識を深め、自社の成長につながるDXを実行しましょう。
『イラスト&図解でわかるDX』は、DXとは何かという基本的な内容からDXが各産業に与える影響まで、図解を使ってわかりやすく解説した書籍です。
さまざまな事例を紹介したうえで、企業がDXを用いてどんなアクションをすべきか具体的な解説も行っています。
DXを基礎からわかりやすく、イラストを交えて学びたいという方には特におすすめの一冊です。
『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』は、今後訪れることが予想される「オフラインのない時代」におけるビジネスの展望を解説する書籍です。
デジタルはあくまでもリアルの付加価値的な存在である「ビフォアデジタル」の世界と、リアルがデジタル世界に内包される「アフターデジタル」の世界とを比較して論じています。
今後のデジタル社会の展望や、それに付随する日本企業の問題点に関心のある方はぜひ手に取っていただきたい一冊です。
『いちばんやさしいDXの教本 人気講師が教えるビジネスを変革する攻めのIT戦略』は書籍名のとおり、DXの専門知識がない方でも読めるやさしい内容でDXの解説を行ってくれる書籍です。
さらに、DXを進めるうえですべきことを図解を交えながら具体的なアクションを例に出して解説してくれます。
DXに関する基礎知識を視覚的かつわかりやすく身につけたいという方におすすめの書籍です。
『考え方がすぐわかる スマートサプライチェーンの設計と構築: 物流DXが起こす変化をつかむ』は製造業ともかかわりの深い、物流のDXに焦点を当てて解説を行ってくれる書籍です。
コロナ禍によって大きく変化した社会情勢、それに適応するために進化したDX環境を踏まえたサプライチェーンの基礎知識を学べる内容となっています。
物流業界がDXでどのように変化しているか、物流関係の担当者の方にはぜひ目を通していただきたい一冊です。
『マッキンゼーが解き明かす 生き残るためのDX』は、数多くの企業のDX推進を行ってきたマッキンゼーの有するノウハウを日本企業の課題を交えて解説してくれる書籍です。
日本企業におけるDX関連の問題点を中心に話が展開されるため、自社にも当てはまる具体的な事例や悩み解決のヒントが見つかることでしょう。
DXによる自社の変革を志している方や、自社のDXに疑問を抱いている方におすすめしたい一冊です。
『DX人材の育て方 ビジネス発想を持った上流エンジニアを養成する』はDX人材に焦点を当て、その役割や育成方法、DX人材を取り巻く現状などを解説した書籍です。
文章での説明に加えて豊富な図解で解説を行ってくれるため、具体的な事例もわかりやすく理解できるでしょう。
DX人材の育成や研修を担当している方には特におすすめの書籍となっています。
『DXの真髄 日本企業が変革すべき21の習慣病』は、DX後進国と評価されることの多い日本の企業が抱える問題点に着目し、その改善策を講じる書籍です。
「業務」「組織・人」「IT・新技術」といった分野ごとの問題点を企業の「習慣病」として取り上げ、各問題を深掘りして解決策を論じています。
自社のDXにどんな問題があるのか、どうして変革がうまくいかないのか疑問を抱いている担当者にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。
『DX CX SX ―― 挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法』は、DXを利用して自社の成長をもたらすために必要な思考法や具体的な事例を紹介してくれる書籍です。
DX関連の思考をCX(Corporate Transformation)、そしてSX(Social Transformation)という視点も交えて解説しています。
DXを企業の戦略につなげる際の思考術を知りたいという方には特におすすめの一冊です。
『いまこそ知りたいDX戦略』はネットフリックスやマイクロソフトといった、DXによって成功を収めた企業の事例分析を通じてDXを成功させるための方法を解説している書籍です。
自社でDX戦略をとる方針はあるものの何から始めてよいかわからない、といった企業がぶつかりがちな障壁の原因や解決策も示しています。
自社の成長につながるDX戦略をより深く学びたい経営者にとっては必読の一冊です。
『DXを成功に導くデータマネジメント データ資産価値向上と問題解決のための実務プロセス75』は、DXの成功に必要なデータマネジメントについて詳しく解説した書籍です。
DXにおけるデータマネジメントの利用法やデータ活用の具体的な方法など、データに関する事柄を幅広くカバーしています。
自社のDXを推進したいものの思うように進行できていない、という担当者の方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。
『担当者になったら知っておきたい 中堅・中小企業のための「DX」実践講座』は、中小企業独自の課題や問題点を取り扱って実務的な視点でDXの解説を行ってくれる書籍です。
DX導入の道筋を示すフレームワーク「DXジャーニーマップ」を使って、中小企業におけるDXの進め方を具体的に説明しています。
中小企業におけるDX推進を任されている担当者は必見の一冊といえるでしょう。
『DX時代のIT導入マニュアル〜経営者向けシステム外注とアプリ・Webサービスの開発を成功させるための解説書〜』は、自社のIT導入を検討している経営層に向けたIT導入ノウハウを解説した書籍です。
プロジェクトチームの編成や開発会社の選び方など、著者の実務経験を存分に活かした具体的な解説がなされています。
自社のDX化に取り組もうと考えている中小企業の経営者には特におすすめの一冊です。
『DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略』はDXによってどのように自社の収益を上げるのか、ビジネスへの効能の面からDXを解説した書籍です。
DXが自社の経営にどのような影響をもたらすか、80の具体的な事例を使って解説しています。
DXについてなんとなく理解しているものの、自社ビジネスでの有効な活用法が明確でないという方におすすめの一冊です。
『デジタル時代のイノベーション戦略』は、デジタル技術やIoTを利用したイノベーションについて網羅的にまとめた書籍です。
なぜイノベーションが求められているのか、どのように進めるのか、イノベーションに必要な組織変革などが紹介されています。
DXによる自社の変革を志しているものの、具体的なアクションに悩んでいるという方にはぜひ手に取っていただきたい一冊です。
『集中講義デジタル戦略 テクノロジーバトルのフレームワーク』はDXを含む、今後のデジタル社会を生き抜く上で必要な戦略の基本をまとめた書籍です。
デジタル化の時代に発生する競争を生き抜くために組織が取り組むべきことや発生しうる課題を幅広く解説しています。
デジタル技術を利用したDXで自社の競争力を高めようとしている経営層の方には特におすすめの一冊です。
今回は、DXへの理解を深めるために使えるDX関連の本を15冊ご紹介しました。
DXは非常にあいまいかつ幅広い意味を持つ概念なので、多くの解説や事例を用いて理解を深めることが重要です。
本はこれらの情報を得るのにうってつけの手段といえます。DX関連の業務に携わる際にはぜひ今回紹介した本を利用してDXへの知見を増やし、自社に適したDX戦略でさらなる成長を目指してみてください。