特定の事業を行っている取引先を探したいものの、なかなか条件の合致する取引先と出会えない。
そんなときには、ビジネスマッチングサービスを利用するのがおすすめです。
製造業は取り扱う商品やサービスが多岐にわたる業種なので、目的の取引先と出会うことも必然的に難しくなります。
そこで今回は、製造業でマッチングサービスを利用するメリットや、おすすめのサービスをご紹介します。
マッチングサービスをうまく利用して、自社の求める取引先との出会いを効率的に行いましょう。
製造業マッチングサービスは自社がやり取りや商談を行いたい取引先をWeb上で探し、マッチングするためのサービスです。
自社サービスの提供先を探している企業とサービスを探している企業をつなぎ合わせてくれるため、双方が満足のいく交渉がしやすい点が魅力です。
マッチングサービスは検索機能に優れているため、短時間で多くの取引先候補の情報が得られます。
事業のバリエーションが多く、自社の求めるサービスを探すのが難しい製造業においては特に恩恵が大きいサービスといえるでしょう。
製造業のマッチングサービスを利用するメリットには、以下のようなものがあります。
他の手段と比較して、少ない労力で取引先を探せるのはマッチングサービスを利用するメリットです。
Web上でやりとりができるため、対面での商談や展示会などのように実地に赴く手間が省けるのは大きな魅力です。
基本的には全ての工程がWeb上で完結するため、移動にかかる諸費用や人員を割かなくて済む点が強みといえるでしょう。
また、企業の情報をプロフィールとして登録できるサービスが多いため、取引先候補の情報を手軽に収集できる点もメリットです。
新しい技術との出会いのきっかけになる点も、マッチングサービスを利用するメリットといえるでしょう。
マッチングサービスを利用して幅広い企業をリサーチすることで、これまで発見できなかった技術や分野の発見につながります。
また、検索を通じて異業種や競合他社の商品や技術、サービスを知るきっかけにもなります。
これらの出会いを通じて、新製品のアイデアやこれまでになかったイノベーションにも期待できるでしょう。
自社の情報を掲載することによって、営業ルートの一環として利用できる点もマッチングサービスを利用するメリットです。
マッチングサービスで自社の商品やサービスをアピールすることで、他社からのアクセスが期待できます。
Web上で自社サービスをアピールするためには広告を使ったり、自社サイトを整備したりと手間やコストがかかるのが一般的ですが、マッチングサービスを利用すれば少ないコストで自社サービスを外部にアピールできます。
また、検索する側の企業も自社の求める条件を設定して検索を行うため、お互いのニーズが合致し、商談が進みやすいことも魅力といえるでしょう。
利用するマッチングサービスを選択する際には、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。
マッチングサービスを選択する際には、サービスに登録している企業数を確認しましょう。
登録企業が多ければ、より多くの企業から自社に適した取引先を検索できます。
登録できる企業が製造業に限定されていないマッチングサービスを利用する場合には、自社の求める業種の企業の登録数も確認しておきましょう。
また、探したい分野やサービスが詳細に決まっている場合には分野に特化したサービスを利用することで、自社の求める取引先に出会える可能性がより高まります。
サービス内の検索機能もマッチングサービスを選択する際に注目すべきポイントです。
サービス内には無数の企業が登録しているうえに、製造業と一口に言ってもその事業内容は多岐にわたるため、検索機能の充実度はサービスの利便性を大きく左右します。
キーワード検索だけでなく、登録企業が登録したプロフィールを利用して検索を行えると、より便利に検索機能を利用できるでしょう。
また、ニッチな分野の事業を検索したい場合には、どれくらいまで属性や事業内容を絞り込んで検索できるか、事前に確認しておくことをおすすめします。
マッチングサービスを選択する際には、料金システムについても事前に確認しておきましょう。
マッチングサービスの利用料金はサービスごとに異なり、登録時に料金が発生する、マッチング成立時に料金が発生するサービスなどその体系はさまざまです。
自社に適した料金システムのサービスを利用しましょう。
ここからは、おすすめのマッチングサービスをご紹介します。
出典元:https://marketing.ipros.jp/ipros/?utm_source=seizou&utm_medium=text&utm_campaign=leadtocorporate
イプロスものづくりは、製造業をはじめとしたものづくり企業をつなぐ、BtoBの製造業を対象としたデータベースサイトです。
出展企業は自社の商品やサービスの情報を登録し、それを閲覧した顧客候補と引き合い・商談を行えます。
顧客側は出展企業に対して資料請求や問い合わせも可能なので、企業同士の出会いの場として利用できる点も魅力です。
さらに、情報を公開している出展企業はどんな顧客が自社のどんな商品に興味を持っているか、といった情報を調査できるため顧客開拓の参考とすることもできるでしょう。
出典元:https://corp.linkers.net/service/ls/
Linkersは、「マッチングで世界を変える」を標榜する、ものづくり企業を対象としたマッチングサービスです。
産業コーディネーターが独自のデータベースを使い、自社に適したパートナーを推薦する「Linkers Sourcing」。
Linkers独自の企業ネットワークを使って技術を企業や研究者に紹介し、それに興味を持った顧客と面談を設定してくれる「Linkers Marketing」。
このような製造業のマッチングを実現するためのソリューションを多数展開しているサービスです。
他にも製造業を支援するサービスを多数展開しており、製造業の担当者は要チェックのサービスとなっています。
出典元:https://www.mono-tsuku.com/
ものつくは、服飾系の商品を専門に取り扱っているマッチングサービスです。
商品を製作したい依頼者と、目的の商品を製作できるメーカー・職人が手軽にマッチングすることを主眼に置いたサービスとなっています。
製作者を探す際には商品の仕様やロット数、納期等を細かく設定して、条件に合う製作者を検索できる点が魅力です。
また、費用が発生するのは納品完了時のみで、会員登録の際や依頼確定までのやりとりの段階では費用が掛からない点も嬉しいポイント。
服飾・ファッション系の製造を行っている企業には特におすすめのサービスです。
出典元:http://planet-aidea.com/front/guide_about/
PLANET AIDeAは、課題を解決するための新技術を求める顧客と技術を提供する企業や技術者をつなぐマッチングサービスです。
プロフィール登録を行って情報を照らし合わせることで、自社の製造業務において必要な技術を多くの技術者の中から探し出せます。
プロフィールに技術課題を登録すると、その課題を解決できる可能性の高い技術の情報をAIが選別して集めてくれる機能が特徴的なサービスです。
技術者・顧客ともに気軽にメッセージの送信が可能なので、社内で知見の少ない技術分野について技術者と情報交換をするために利用するのもよいでしょう。
今回は、製造業でマッチングサービスを利用するメリットや、おすすめのサービスをご紹介しました。
製造業においては事業を進める中で多くの取引先とのやり取りが必要になり、なかなか理想の取引先が見つからないこともあるでしょう。
マッチングサービスを利用すれば、サービスに登録している膨大な取引先候補を便利な検索機能を利用して絞り込めます。
マッチングサービスを有効活用して、自社に最適な取引先との出会いの機会を増やしていきましょう。