自社の営業成績が芳しくない、経営戦略に行き詰っている。
そんなときには書籍から得た新たな知見が解決への道筋となるかもしれません。
そこで今回は、製造業に携わっている方におすすめの書籍を15冊ご紹介します。
長らく愛されるロングセラーから近年の動向を解説した最新の書籍まで幅広く紹介するので、自社の状況や自身の求める内容に合った書籍を探してみてください。
『図解 工場のしくみが面白いほどわかる本』は、工場全体の成り立ちから工場内で行われている仕事の流れまで、工場の仕組みを幅広く解説した書籍です。
個別受注生産や新製品開発の流れ、原価計算方法なども解説されているため、現場外の担当者の方にも役立つ内容となっています。
工場を有する組織で働く方に、広くおすすめしたい一冊です。
『[ポイント図解]生産管理の基本が面白いほどわかる本』は、「よいものを、より安く、正確に・短期間に」製造行い、生産管理体制の改善による利益の向上に必要な基礎を学べる一冊です。
ロングセラー『生産管理の基礎知識が面白いほどわかる本』を改訂した書籍で、IoT技術やビッグデータといった新時代の技術に関する情報にも対応した内容となっています。
現場関連の内容以外に企業利益に関する視点でも話が展開されるため、製造業に携わる多くの方におすすめしたい一冊です。
『全図解 メーカーの仕事 需要予測・商品開発・在庫管理・生産管理・ロジスティクスのしくみ』は、製造業に関するトピックスや周辺知識、全79項目を解説した書籍です。
メーカーの全体像から商品企画、顧客のニーズやサービスコストなど、製造業におけるビジネスの内容を幅広くカバーしています。
メーカーをはじめとした製造業界で働く方はもちろん、メーカーと取引を行う方やこれからメーカーに入社する方にも手に取っていただきたい一冊です。
『エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」』は、生産管理システムの概要や導入・構築等の情報をエンジニア向けに解説した書籍です。
業務プロセスに関する知識をもとに、システム構築に際して必要な情報を学べる一冊となっています。
生産管理に関する基礎知識からシステムの最新の動向まで、幅広く知識を蓄えたい方におすすめです。
『図解入門ビジネス 最新生産工場のDXがよ~くわかる本』は、生産工場のDX化について図解を中心にわかりやすく解説してくれる一冊です。
DXを実現するためのデジタル技術を紹介することはもちろん、製造業の本質的な仕組みから解説を行ってくれるため、DXを有効活用する方法を根本から学べます。
製造現場の基礎から学び、自社でより効果的なDXを実現したいという方におすすめの書籍です。
『イラスト図解 スマート工場のしくみ IoT、AI、RPAで変わるモノづくり』は、基本的な工場の仕組みから工場における最新技術の利用まで、イラスト付きでわかりやすく解説した一冊です。
最新技術を利用することで、従来の工場業務がどのように変わっていくのか詳しく解説されています。
実務関連の内容も豊富にそろっているので、現場、オフィス業務を問わず製造業に携わる方全員におすすめできる書籍です。
『俯瞰図から見える IoTで激変する日本型製造業ビジネスモデル』は、モノのインターネット化と称されるIoTと製造業の関係に言及した一冊です。
IoT技術が普及することで発生する社会の変容や製造業の在り方を解説しています。
IoT技術を利用した自社の業務改善を考えている経営層の方などには特におすすめの一冊です。
『Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ!』は、IoT技術を活用して中小企業を現場から変革する手法が解説された書籍です。
現場でIoT技術を取り入れることが組織全体に与える影響を含めて解説されています。
IoT技術を使った改善例や体験談、成功例が多く紹介されているので、デジタル技術を使って現場から組織改革を行いたいと思っている方におすすめです。
『小説 第4次産業革命 日本の製造業を救え!』は、理系ビジネス小説という形式で日本企業の問題点を洗い出す、一風変わった書籍です。
物語を通じて、第4次産業革命における日本の状況や課題を学べる内容となっています。
製造業とDXの関係、それを取り巻く環境を物語を通じて学びたいという方におすすめです。
『スマート・ファクトリー ―― 戦略的「工場マネジメント」の処方箋』は、製造業における問題を解決するための新しい経営手法「スマート・ファクトリー」を紹介している書籍です。
経営と工場の一体化を図り、目的や思惑の異なる両者が独立していることによる経営の問題点を解決に導く内容となっています。
工場の技術的な問題だけでなく、それらをどう利用して経営戦略に役立てるのかを学べる一冊です。
『不確実な時代に勝ち残る、ものづくりの強化書』は、これまでの製造業の100年間の移り変わりを通して、現代の製造業がとるべき戦略を解説する一冊です。
不確実かつ複雑な現代の製造業を取り巻く環境に適した戦略が解説されています。
変化の速い現代ビジネスで生き残れる企業になるための戦略を学びたい方におすすめです。
『改訂版[ポイント図解]5Sの基本が面白いほど身につく本』は、ロングセラー『[ポイント図解]5Sの基本が面白いほど身につく本』を新時代の製造現場に合わせて改訂した書籍です。
職場環境を整え、業務の効率化を図るための活動である5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を活用した職場づくりの基礎を解説する内容となっています。
5Sを表面的にではなく、意味や目的といった根本から理解したいという方におすすめです。
『トヨタ流「5S」 最強のルール ~生産性“劇的向上”ノウハウを2時間のストーリーで学ぶ~』は5Sとは何か、5Sを使って組織を変革するにはどのようなことが必要かをストーリー仕立てで教えてくれる書籍です。
5Sを定着させ、有効活用するための手順が具体的な事例をもって解説されています。
著者がトヨタの現場で培った実践的な内容が多く盛り込まれているため、5Sで行うべきことを具体的に学びたい方におすすめです。
『トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして』は、企業活動におけるムダの徹底排除を掲げたトヨタ生産方式の思想を解説した書籍です。
トヨタが実際に行ってきた実践的な内容はもちろんのこと、その根幹にある考え方や時代背景との関係を解説しています。
企業経営において絶大な効果を誇るトヨタ生産方式から着想を得て、自社を改革したいという方は必読の一冊です。
『ビジネス・フレームワーク』は、日々の業務や経営戦略の策定の際などに利用できるフレームワークをコンパクトにまとめた書籍です。
戦略立案・マーケティング・問題解決・マネジメント・組織開発の5分野を取り扱った約200種類のフレームワークが紹介されています。
日々の業務の助けとなるフレームワークを繰り返し確認したいという方には特におすすめの一冊となっています。
今回は製造業に携わっている方におすすめの書籍を15冊ご紹介しました。
今回紹介した生産管理、DX、経営戦略をはじめとして、製造業の経営や業務においては幅広い知識が要求されます。
経営が行き詰っている、アイデアが浮かばないという場合には、書籍の力を借りること検討してみましょう。
書籍は先人がこれらの課題を解決するために利用した知恵を余すことなく教えてくれることでしょう。
これらの書籍をうまく利用して自社に新しい風を吹き込み、新たな視点を持って自社のさらなる発展を実現しましょう。