近年話題となっているビジネスマッチングアプリ。
経営者や役員とすぐに繋がれることから、人材採用〜営業まで、幅広いシーンで用いられています。
本記事ではビジネスマッチングアプリの概要や利用することで得られるメリットについて解説します。
ビジネスマッチングアプリとは、その名通りビジネスパーソン同士をマッチングさせるアプリです。
人脈を広げるためのアプリであり異業種間の情報収集や交流会を行ったり、人材を採用したりすることが可能です。
私たちが身近で利用しているSNS(Twitter、Instagram)のように気軽に使えるアプリといっていいでしょう。
マッチングサービスの潜在的な市場規模は、ビジネス以外のマッチングサイトも含め約2兆6300億円と言われています。
では、ビジネスマッチングにはどれくらいの市場規模があるのでしょうか。
調べによると
非常に高い市場規模であることがわかります。
近年注目されている業界•分野として、シェアリングエコノミーやレガシー産業(印刷業界、物流業界、医療業界)があり、これら業界は将来的に躍進すると予想されています。
具体的には、BtoB・BtoCではスペースを利用する観光客や外出者をメインターゲットとしているサービス(駐車場シェアや荷物置き場シェアなど)が多くなっています。物流業界を例にしてみると、PickGoやハコベルというマッチングサービスがあります。
これらのマッチングアプリの特徴は仲介業者が不要で運送会社に一斉に情報提供ができます。そのため荷受人と運送会社が圧倒的なマッチングスピードで繋がることが可能です。
このようなニーズからビジネスマッチングサイトの市場は拡大していくと予想されています。
ビジネスマッチングアプリを利用することで、さまざまなメリットがあります。アプリにもよりますが、基本的に登録無料のものが多いです。
では、どのようなメリットがあるのでしょうか。次ではビジネスマッチングアプリのメリットの代表例をご紹介します。
ビジネスにおいて、人脈を広げることは業績に直結するといっても過言ではありません。しかし、社外または異業種のビジネスパーソンとの出会いは想像以上に難しいです。そこで、ビジネスマッチングアプリを活用することをオススメします。
同業種だけでなく別業種の経営者や新たな取引先といったビジネスパーソンと出会える機会を得ることができます。
登録時に入力したさまざま情報を閲覧してもらえるため、自社のアピールや宣伝につながります。反対に、相手先企業の情報収集にも役立てることができるため、両者にメリットがあると言えるでしょう。
新しい情報をさらに発信したいと考えている企業は、新製品•新サービスなどの集客を目的としたコンテンツも発信することも可能です。
企業のアカウントはもちろん、個人のアカウントを作成することもできます。アカウントの登録時には、最終学歴、経歴、スキルなどの情報を入力する項目があります。
このような情報はヒューマンリソースの情報として検索されるために活用できます。
優秀な人材を探している企業からオファーを受けるきっかけになるかもしれないため、個人で登録を行う際はできる限り詳細な情報を入力するように心がけましょう。
代表的なメリットについてご紹介しました。
ビジネスマッチングアプリを利用することで、人脈の拡大、集客効果、さらに人材採用のきっかけといったさまざまなメリットがあります。しかし、利用の際に必ず注意しなければならないポイントがあります。どのような注意点があるのか、解説していきます。
地方では、そもそもビジネスマッチングアプリを利用しているビジネスパーソンが少ない可能性があります。そのため、人口の多い都市部と地方とではマッチングにどうしても格差が生じてしまいます。
アプリを通して出会える人数が少なければ、双方のミスマッチが生まれマッチングの質が落ちてしまう可能性も考えられます。
ビジネスマッチングの目的は、企業と企業を繋げるためのサポートです。
ビジネスマッチングを利用したとしても、目的通りのクライアントや取引先企業が見つかるとは限りません。
そのため、ビジネスマッチングアプリのみでは企業間の円滑な取引や良好な関係を必ずしも十分に築けません。
アプリはあくまでもきっかけまたは機会と考え、企業努力によって企業同士の交渉や業務提携を行うべきでしょう。
ビジネスマッチングアプリに登録されている情報では、企業や個人のすべてがわかるわけではありません。
登録されている情報は、基本的には自己申告で入力されています。そのため、マッチングされた企業や個人の情報をどこまで信用していいのかわからない場合もあります。
そのため、マッチングアプリ以外のマッチングサービスを使ったり、マッチング後に実際に会って打ち合わせしたりする検討も必要です。
ビジネスマッチングアプリの概要やメリットについてご紹介しました。では、実際のアプリにはどのような特徴があるのか気になりますよね。
ここでは、今話題となっているアプリを5つご紹介します。
画像出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000083343.html
BizOn!は、2010年からビジネスマッチング事業を手掛け、20万人以上の社長・会社役員が会員登録する「WizBiz」運営のビジネスマッチングアプリです。2022年2月時点で、「70,000組がマッチングしている」という業界最水準のマッチング率を誇っています。
登録できるのは経営者・役員・個人事業主(フリーランス)のみで、完全審査性。すべて無料で利用できるのも魅力です。毎日5人の経営者を紹介してくれるほか、チャットなどの機能もあり手軽で便利に利用できます。価格は無料です。
画像出典元:https://lnkr.jp/
Linker(リンカー)は経営者専用のAIマッチングアプリです。利用者のプロフィールに合わせて、住んでいる場所を考慮して、AIがおすすめの経営者をお知らせしてくれるため、実際に会いやすいマッチングを実現しているのも特徴です。
登録料は無料ですが、一部有料サービスの提供もあります。
画像出典元:https://www.colabo-match.com/
COLABO(コラボ)は完全審査制で、代表取締役、取締役、執行役員など経営層のみが参加できるビジネスマッチングアプリです。事前にマッチング目的を共有することができるので、ビジネスマッチングアプリで起こりがちな無駄なコミュニケーションを減らすことができます。
料金プランは、役職によって異なり、経営層は無料で、それ以外の役職の場合は月額9,800円です。
Yentaは日本最大級のビジネスマッチングアプリです。
起業家、投資家、エンジニア、研究者、弁護士、教授、国家公務員などが利用者層になります。
2016年1月の登場以来、210万件ものマッチング登録会社の総数は1万6000件以上と、多くの実績も持っています。
また、yentaは登録からマッチング後のメッセージ入力までは全て無料です。さらに、Activeプラン、Professionalプランなどの機能を擁した定額有料プランが2つ用意されています。
プランは下記の2種類です。
LOOPは完全紹介制のアプリです。スマホ一つで様々な業界のプロフェッショナルと交流することができます。
また、アフィリエイト報酬を設定しているので、優秀な知人やビジネスパーソンを積極的に紹介しようという空気感があるのも特徴の一つです。
登録ユーザーは起業家、投資家、エンジニア・研究者・教授・国家公務員など多岐に渡り、さまざまな業界の方々に利用されています。
LinkedIn(リンクトイン)はアメリカ発のSNSの1つです。開発されたのは2002年、正式リリースは2003年です。
実は登場してから20年以上経過しており、古くから利用されているマッチングアプリです。
ビジネスに特化したSNSとも言われており、日本のみならず世界中で利用されています。
さらにアクティブユーザー数が7億5000万人であり世界で最大規模です。日本人ユーザーも280万人以上存在します。
ビジネスマッチング以外に自己紹介のツールとして活用できるという特徴があります。登録情報を詳細に入手することで、第三者からの推薦コメントや企業側からのオファーを受ける機会も得られます。
本記事では、ビジネスマッチングアプリについて解説しました。日本のみならず、世界的にも浸透しつつあります。
今後の事業発展に必要不可欠なツールです。まだ、アカウント登録をされてないようでしたら一度ご検討してみてはいかがでしょうか。