「効率化」とネットで検索したことがある方、多いのではないかと思います。
数えきれない記事がヒットしますが、中には専門用語ばかりで複雑な設定が求められるものもありますよね。
ショートカットキーを駆使する、とか簡単そうに見えても、覚えて慣れるまでが大変で、無精者にはため息が出ます。
私は数年前まで、会社から支給されたPCを初期設定のまま使っていました。
それで不満があったわけではないし、仕事道具に微塵も興味がなかったのです。
ある時、初期設定の壁紙に飽きて、軽い気持ちで設定画面を開いたのがきっかけで、簡単な工夫をすることができました。
何を効率的とするかは人それぞれですが、めんどくさがり屋さんでも簡単に効率アップできる、3つのことを紹介します。
標準では下に設置されているタスクバーの位置を、自分に合うように変更するだけで、目線の動きがすごくスムーズになりました。
モニターのサイズは大小に関わらず、一部を除いて16:9のワイド仕様が主流です。
ワイド画面なのにタスクバーを初期設定の下置きのままにしていると、ワイドがよりワイドになってしまって、エクセルのデータ作業ではページを送るのが地味に面倒になります。
表示列の違いはたったの2行、そのくらいでと侮るなかれ!イライラが格段に減ります。
では、どこに動かすか。
今回は縦幅の狭さが問題なので上に変えるのは無しとして、左右の判断ポイントはタスクバーの使用頻度が高いか低いかです。
例えば私は、画面の切り替えなどはショートカットでやるので、タスクバーの使用頻度は極めて低め。
人の視線は左上から右下へ向かっていくので、できるだけ目に入らないように右に置くことにしています。
逆に、タスクバーを頻繁に使う人には左をおすすめします。
※人の視線の流れが気になる方は、Z・Fの法則を調べてみてください。
アプリアイコンはWindows標準では左側に置いてあることがほとんどです。
性質上、保存した作業ファイルも左側に溜まっていきますよね。
アプリや整理用のフォルダは、ゴミ箱を残してあらかじめ右側へ配置することで、作業ファイルだけが左側に溜まるようになります。
これによってアプリが間に挟まったりすることもなく、全選択がしやすくなるのです。
全選択する必要がある?と思った方、次で説明しますね。
1日の終わりに、画面左側に溜まった作業ファイルは、ドラッグ&ドロップでゴミ箱へまとめて入れてしまいましょう。
この作業で、デスクトップは本当に必要なアプリやフォルダだけになるのでスッキリします。
次の日、使うファイルだけまた出せば良いのです。
英語版Windowsでゴミ箱は「Recycle bin(リサイクル用の入れ物)」。
ゴミ箱は消去するためではなく、一時保管に使用するのが一般的とされています。
一時保管とはいえ、大量に入れて放置しちゃうと、そのうち「空にする」しかない状況になるので、ゴミ箱に入れた一時ファイルは定期的に確認し、本当に要らなければ個別に削除しましょう。
必要なファイルを削除してしまうリスクもあるので、ゴミ箱をゴミ箱として使うクセがついている方は、やめたほうがいいかもしれません。
挑戦してみようと思う方は下図の設定を忘れずに。
このくらいでなにも変わらないでしょ。と思った方、「ちりつも」なんです。
日々のストレスをいかに減らすか。
このくらいだったら真似してみようかなと思っていただけたら嬉しいです。