「BtoBマーケティング」とはそもそもどんな業務が当てはまるのでしょうか??ビジネスにおいて「マーケティング」という言葉はよく耳にしますが、BtoBマーケティングとなると詳しく意味を説明できない場合もあるのではないでしょうか。
ここではBtoBマーケティングの役割と、BtoCマーケティングとの違いを紹介します。
基礎知識を固めておくと、マーケターとしての基板が強くなります。まずは基本をしっかり押さえましょう。
BtoBとは「Business to Business」の略。つまり、BtoBマーケティングとは企業から企業へのマーケティング活動のことを指しています。
具体的には、顧客を「集客する」「選別する」「教育する」という3つのことがBtoBマーケターの役目です。いままで営業担当が行なっていたフェーズをマーケティング担当が行うことによって、より購入する可能性が高い顧客を商談へと誘導することが可能。すると、営業担当はセールスに集中できるようになり、より企業としての売上が向上していくことつながります。
以上を踏まえると、BtoBマーケティングは企業において非常に大きな部分を司っているものだということがわかるでしょう。
企業から一般消費者へのマーケティング(BtoCマーケティング)と、BtoBマーケティングには明らかな違いがあります。
その大きな違いは、単価の違いと、意思決定をする人の違いです。
一般消費者との取引に比べて企業間の取引では動く金額が大きいことがほとんどです。
企業間の取引では数十万〜数百万の取引が一般的な価格帯で、企業規模や商材によっては数千万、数億規模の取引も発生します。
また、BtoCではは基本的に消費者本人が購買決定権をもっているのに対して、BtoBにおいてはたくさんの担当者がメインの購買決定権をもっています。
商談担当者、課長や部長、場合によっては執行役員など上層部からの許可を得て、初めて進む商談もあります。
BtoCマーケターだからといってBtoBマーケティングも上手くやれるかというと、そうではありません。
BtoBがターゲットになる場合は、BtoBに合わせた対策や知識が必要です。
では、新米のBtoBマーケターが一人前のマーケターになるためにはどうしたらいいでしょうか?
ここでは新米のBtoBマーケターが一人前になるために必要な5つの力を紹介します。
自分がすでに身につけているものはどれか。そして、まだ身につけられていない力はどれかを意識してみていきましょう。
BtoBマーケターには考える力が必要です。なぜなら、考える力が弱くては、競合他社との差別化戦略立案や顧客が何を欲しているのかの仮説立てが適切にできません。
一人前のマーケターというのは、自社の強みや顧客情報などの散らばった情報をあらゆる方向から眺め、結びつけられる人のこと。そのためには情報を収集、分析し、多角的なアプローチができるほどの考える力があるかどうかが大事になります。
どれだけ素晴らしいアイデアを思いついたとしても、そのアイデアに社内から同意をもらったり、クライアントから高評価をもらったりして、自分以外から評価してもらわなくては意味がありません。
熱意を持って伝えたとしても、クライアントから「利益が見込める」と信じてもらえなければアイデアも宝の持ち腐れです。
よって、BtoBマーケターには、プレゼンテーション能力が必須といえます。
ビジネスには文字が欠かせません。
プレゼン資料・広告文・商品説明文など、ビジネスのどの側面を切り取っても、文字によって表現されている資料がほとんどです。
となると、マーケターには書く力が必要になります。
実際、広告文をマーケター自身がかくことは珍しくありません。
またBtoBマーケティングにおいては、購買決定権が目の前の担当者だということは少なく、大体の場合はその担当者の上司や上層部を説得してもらう必要があります。
その際に手元に分かりやすい提案資料があれば、稟議も通りやすくなります。
一人前のBtoBマーケターになるためには、ライティングスキルが必須です。
2つ目の必要な力として前述した「伝える力」に共通している部分がありますが、BtoBマーケターには「表現する力」も必要になります。
なぜなら、自分の提案や主張をわかりやすくクライアントや上司などに説明する必要があるからです。たとえば、プレゼンテーションの資料をわかりやすく作成したり、自分の考えが多くの人に伝わりやすいように表現方法を工夫したりするなど。
BtoBマーケターにはクリエイティビティも必要になります。
マーケティング活動は、仮説と検証の繰り返しです。つまり、PDCAサイクルを何度も回しながら最適解を見つけることがマーケターの仕事といえます。
行った施策に対しての分析と改善が適切にできなければ、一人前のマーケターとはいえません。数字としっかり向き合い、シチュエーションに応じて最適な改善策を打ち出せるマーケターになりましょう。
新米マーケターが上記の5つの力を身につけるためには、まずBtoBマーケターとしての最低限の知識を頭に入れておく必要があります。
そこで、ここではBtoBマーケターにおすすめのポータルサイト5選を紹介します。
たくさんの情報を仕入れることによって、ほかの新米BtoBマーケターと圧倒的に差をつけましょう。
ferretは「BtoBマーケティングを学ぶサイトならこれ!」という人が最も多いのではないでしょうか?
サイト内にはたくさんの記事が更新されており、マーケティングツールやイベント、講座などの案内も多数用意されています。BtoBマーケティングに必要な情報はすべてferretで揃ってしまうほどです。
どのポータルサイトを見るのか迷ったら、まずferretの記事を数本読んでみましょう。
THREE-VIEWは、BtoBマーケティング以外のマーケティングについての情報も豊富に掲載されているサイトです。
特に「デジタルマーケティング」というカテゴリがついている記事は、BtoBマーケティングでももちろん活用できる有益な情報がたくさん記事として投稿されています。
総合的にマーケティングを学びたいと思ったら、THREE-VIEWがおすすめです。
SAIRUは、BtoB営業・マーケティングのデジタル化支援を行っている才流が運営しているサイトです。
BtoBマーケティングに役立つようなTODOリストやチェックリストがブログとして多数投稿されています。また、サイトから事例の確認もできるので、BtoBマーケティングを行っている会社がどのようなことを意識しているのかなどを見るのもいい勉強になるものです。
MOLTS MEDIAは、誰もが知っているような有名企業との取引をしてきた企業であるMOLTSが運営しているサイトです。
実際に記事を書いたのがどんな人なのかがひと目でわかるようになっていますので、BtoBマーケターとして見るべき記事がすぐにわかります。特に現役マーケターやコンサルタントが書いた記事は必見です。
LISKULは、「中小・ベンチャー企業でWebマーケティングに困っている人たちに、正しいノウハウを届けたい」という思いでコンテンツを発信しているサイトです。
「殿堂入り記事」ということで人気の記事が一瞬でわかるようになっているので、まずどれを読めばいいのかが一目瞭然です。
BtoBのなかでも、特にオンラインマーケティングについての知識を深めたい場合にはLISKULがいいでしょう。
一人前のBtoBマーケターになるためには、5つの力が必要です。しかし、その力を手に入れるためには事前知識が必須となっています。この記事で紹介したBtoBマーケターにおすすめのポータルサイト5つをおさらいしましょう。
以上5つのポータルサイトを見れば、最低限の知識どころか最新の情報が頭に入ってくること間違いありません。しっかりと活用して、より早く一人前のBtoBマーケターになりましょう。