背景で差をつけろ!オンライン商談のための背景の選び方と自作方法を紹介

コロナ禍でオンライン会議ツールが急速に普及しましたが、皆さんはオンライン商談中の「背景」はどのように設定されていますか?

ZoomやMicrosoft Teamsなど、よく使われるオンライン会議ツールには背景変更機能があり、標準の背景が数種類準備されていますよね。

しかし、せっかくなら適当な背景を設定するのではなく、雑談のネタに繋がったり、ビジネスに役立つような意味のある背景にしたいと思う方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は背景にもこだわりたいビジネスマンのために「オンライン商談の背景を選ぶポイント」と「背景を自作できるサイト」をご紹介します。

オンライン商談の背景が相手に与える印象とは?

「たかが背景」と考える方も多いかもしれませんが、人間が視覚から得る情報の量はとても大きく、背景が相手に与える印象というのは思いのほか大きいといえます。

ここでは、オンライン商談の背景が相手に与える印象について解説します。

実際に背景を変えた画像で比較してみた

まず、下記の3枚の画像を見ていただきます。

同じ男性の絵ですが、背景が違うだけでまったく違う印象になることがお分かり頂けるのではないでしょうか?

左端の画像のように明るいブルーを背景に選ぶことで、笑顔の表情と背景がマッチし、表情が明るく見え、人の顔に集中しやすい印象です。

中央の画像のように背景に植物などの自然の画像を合わせると、爽やかでまた違った印象を演出することができます。

しかし、同じブルー系の色でも暗い色になるとどうでしょうか。

表情まで暗く見え、無気力でネガティブな印象です。

オンライン商談の時間が長ければ長いほど、この印象が相手に与える影響は大きくなります。

我々は視覚情報でもコミュニケーションを取っていることがわかります。

生活感のある背景はだらしない?

次に、株式会社アースダンボールが行った「テレワーク中の背景」に関する調査結果をご紹介したいと思います。

まず、同社の調査によると、「テレワークの際、背景設定はどうしていますか?」という質問に対して、6割以上の方が「何もしていない」と回答しています。

出典元:PR TIMES

この調査を見ると、オンライン会議で背景を変更するということが完全には浸透していないことわかります。

しかし「オンライン商談や会議で相手の背景が“生活感”丸出しだったら?」の質問に対しては、「生活感のイメージで見てしまう」「くだけすぎてみっともない」といった辛辣なマイナスコメントが多く回答されていました。

このように相手側の背景に「生活感」が出ていることで、マイナスなイメージを持ってしまうという結果がでています。

多くの方が意識をしていない背景によって商談の足を引っ張ってしまう可能性があるのです。

オンライン商談の背景を選ぶときのポイント

では、オンライン商談の背景はどのように選べばいいのでしょうか?

ここでは、成功させたいオンライン商談時の背景を選ぶときのポイントについて解説します。

TPOを考え、その場にふさわしい背景を選ぶ

通常の商談において、TPOを考えて身だしなみを整えるビジネスマンはとても多いと思います。

オンライン商談の背景においても同じ考え方が有効です。

たとえば、すでに何度も面談したことがある取引先であれば、ユーモアのある画像や多少色のある背景でも悪影響を与える可能性は低いでしょう。

しかし、初対面の相手に対してあまり冒険をしすぎると、マイナスのイメージを与えてしまい、自身の信頼を損なってしまうことに繋がりかねません。

普段からTPOを考えながら行動しているビジネスマンにとって、TPOに合った背景の最適解を見出すのは決して難しいことではないと思います。

その場にふさわしい常識的な範囲の中で背景を選ぶようにしましょう。

服装と同系色の背景を選ばない

服装と同系色の背景を選ぶことはあまり好ましくありません。

下記の画像をみてみましょう。

服装の色と同系色の背景を選ぶとメリハリがなくなってしまい、人物の印象がぼんやりしてしまいます。

これでは、商談で説得力のあるプレゼンをしたとしても、ぼんやりとした印象を持たれてしまいます。

背景と服の色に関しても、シャツとネクタイ、スーツを合わせるときのように、相性を考えて選ぶと良いでしょう。

色の組み合わせの参考に、下記の「色相環」をご紹介しておきます。

色相を順序立てて円状に並べたものを色相環といいます。

色相環では、向かい合った色同士に「補色」という互いの色を引き立て合う相乗効果がある色で構成されています。

背景の色を考える際の参考にしてみてください。

自身や会社のPRしたい情報を加える

背景画像のTPOや色の相性などを押さえた上で、ぜひチャレンジして欲しいのが、自身や会社のPRしたい情報を背景に加える方法です。

会社のロゴや商品やサービス名が入った背景にしたり、社会貢献に熱心であればSDGsの画像にすることで、自身の会社の事業や取り組みや自然にPRすることができます。

さらに、自身の趣味などの情報を加えることで、雑談のネタにもなることもあるかもしれません。

ビジネスシーンに適した範囲の中で、背景を有効活用できるように工夫しましょう。

背景画像を無料で自作できるサイト3選

オンライン商談の背景を選ぶ上で、元から用意された画像では物足りないという方もいるでしょう。

そんな方のために、ここでは無料で背景画像を自作できるオススメのサイトを3つご紹介します。

ロゴマーケット

ロゴマーケットは、プロのデザイナーが作成したオリジナルのロゴをWEB上で購入ができるサイトです。

ロゴは基本的にすべて有料ですが、下記リンク先でオンライン会議背景を無料で作成することができます。

画像を2つ選び、並べる個数を選択して「背景を作成する」を押すだけで完成です。

試しに私も作成してみました。

画像1:当メディアのロゴ

画像2:フリーサイトから取ってきた適当な画像
(この画像に意味はありませんが、色のコントラストを考え、白系の画像を選びました。)

完成画像

まるで、記者会見の背景のような画像が作成できました。

企業のロゴやブランドを組み合わせたりすることで、インパクトのある背景画像を作成することができますので、ぜひお試しください。

Canva

Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。

パソコンやスマホでいつでも様々なサイズの画像のデザインが可能です。

「Zoomのバーチャル背景」となっておりますが、静止画であれば他のオンライン会議ツールにも転用できます。

下記のようにたくさんのベースとなる背景画像が用意されています。

ZOOM用の画像だけでざっと400種類ありました。

試しに背景画像を作成してみました。

そのまま使えるものも多いですが、あえてカスタマイズしてみることにします。

下記のシンプルで自己紹介に使える画像をチョイスします。

先ほども利用したロゴと名前を入れてみます。

このように、自由にアレンジすることができます。

使用感としてはパワーポイントに似ており、直観的に自由に画像を作成することができるのがこのCanvaをオススメする理由の一つです。

zooome

zooomeはオンライン会議用の「名刺背景画像」の無料作成ツールです。

必要事項を記入するだけでカンタンに名刺型の背景画像を作成することができます。

早速、試してみましょう。

左の必要事項を記入すると、それがそのまま画像に反映されます。

さらに、ロゴなどの画像を挿入するもでき、ホームページなどのURLをQRコードに変換して貼り付けしてくれます。

5分もあればカンタンに名刺型の背景画像を作成できます。

名刺型の背景画像を作成したい人は、ぜひお試しください。

まとめ

直接対面しないオンライン商談で良い印象を持ってもらうためには、自身の身だしなみだけでなく、背景画像にも気を配ることがとても重要です。

さらに、ご紹介した背景画像の自作サイトを利用することで、他者と差別化できるオリジナルの背景画像を作成することも可能です。

これからのデキるビジネスマンにとって、「勝負背景画像」は必須アイテムといえるかもしれません。まだ背景画像を設定されていない方は、この記事を参考にして頂けると幸いです。

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