【2022年最新】おすすめのマインドマップ作成ツール一覧

「マインドマップを使う思考整理法や、他の便利な使い方があれば知りたい」

マインドマップの存在は知ってるけど活用法が分からず、有効な使い方を追い求めている方も多くいらっしゃいます。

マインドマップは思考整理以外にも色々と使えそうに思えますが、ヒントがないと具体的な応用法が思いつきませんよね。

そこで本記事では、ビジネスにおけるマインドマップの活用法と、使えるマインドマップツールの紹介をします。

マインドマップとは

マインドマップはイギリスの教育者トニー・ブザンが40年ほど前に考案したアウトプット術です。

思考を具現化し頭の中がすっきりと整理されるので、関連づけて新しいことを考え出すことがとても楽になります。

人間の脳は、なにか物事を考える時に関連する様々な事柄を枝葉のごとく伸ばしていきますが、マインドマップはその形を具現化したものです。

本来マインドマップは自分の頭の中を見える化、具現化するものですが、体系化に強いマインドマップの特徴を活かして、ビジネスシーンにおいても有効な応用方法もあり、近年はさまざまなニーズに対応するツールが増えています。

様々な活用法が見いだせるマインドマップ

マインドマップをビジネスに活用するにあたって、有効な利用方法を以下に3点挙げてみます。

マインドマップの使い方1:業務整理や優先度の見える化

たくさんの業務を同時に進めていると、業務全体の進捗状況を俯瞰で見ることができなくなることがあります。

途中で差込の仕事が入ってきたりすると、余計にわからなくなり重大な業務上のミスや漏れが発生することも。

マインドマップを活用することで各業務の「納期」「進捗状況」「必要な資料」「不安要素」を具体的に書き出すことで、全体業務を把握することができるのです。

現在どの程度の仕事を抱え、どの程度進んでいるのか、気になる点などを一元化することにより、追い込まれるストレスを緩和することも可能です。

基本的な活用法は、案件ごとに納期や進捗状況の枝を伸ばしてくイメージです。

案件が完了次第消していくなど、アイデア次第で様々な使い方が考えられます。

マインドマップの使い方2:プレゼン資料作成の思考整理

プレゼン資料は、顕在化した課題の解決など、正面の切り口のほかにも様々な角度からの提案も必要となります。

マインドマップは、プレゼン資料作成の素材集めから強い訴求力をもった資料作成にも応用できるのです。

マインドマップの強みである論理の整理と系統立てを、そのままプレゼンに応用することで聞き手へスムーズに受け入れられる流れを作り出すことができます。

重要な項目と、関連項目の結びつけもマインドマップが得意とするところなので、見やすい資料作成という点でも大いに活用できることでしょう。

マインドマップの使い方3:ブレインストーミングに使う

多くの人でアイデア出しをするブレインストーミングにも、マインドマップが活躍します。

マップの中心にテーマをおいて、自由にイメージを膨らませつつ、思いつくままに意見やアイデアを伸ばしていきます。

ブレストは参加者が活発に発言すると相乗効果で、たくさんのアイデアや意見が出されますがマインドマップで書き出すと全体を体系化でき、さらに活発なアイデアや意見が出てくるでしょう。

ブレストした結果は、統合や分類、関連付けなどを行い、洗練することでより有益なものへと仕上げていくことができます。

マインドマップの種類と用途にあった選び方


マインドマップは基本、大きめの紙に書くものですが、オンラインでも使いやすいツールが数多く用意されていますので、うまくビジネスにも活用しましょう。

マインドマップツールのタイプは以下の3つが挙げられます。

  • ソフトウェアタイプ
  • クラウドタイプ
  • アプリ

メンバーと共有する場合は、クラウドタイプやアプリで使うのが良いでしょう。

機動的に使いたい場合は、スマホやタブレットにも最適化されているアプリタイプをつかうことでより様々なシーンで使うことができます。

オススメ無料マインドマップツール5選

無料でも十分に使えるマインドマップを5つピックアップしてみました。
Xmind
coggle
GitMind
Mindly
miro
一つずつ解説していきます。

Xmind

マインドマップといえばXMindというくらいにとても有名なツールです。

有料版もありますが、無料版でも十分に活用できます。

多くの方に支持されているだけあって、一般的な使い方の他に、組織図、ビジネス用のチャート、日程管理のガントチャートなどたくさんのテンプレートが用意されています。

マップの種類も数多く用意されており、テーマごとに使い分けることでわかりやすく分類することも可能です。

WindowsやmacのPC版だけでなく、タブレットやスマホ等のアプリにも対応していますが、PCブラウザ版との相性が良くない点には注意が必要です。

coggle

オンラインでマインドマップを共有することができ、コメントやチャットが簡単にできるようになっています。

変更した時に履歴が残るので、経緯をたどる必要がある時に助かります。

図やアイコンの追加など、基本的なマインドマップの機能をしっかりと備えており、共有する際には閲覧可能なURLの発行のみで、ログインの必要がありません。

こちらのマインドマップはブラウザで利用できます。

マインドマップのUIは見やすいライトなカラーリングで、直感的に作成することができるでしょう。

有料版もありますが、無料版でも十分に活用することができます。

GitMind

完全無料で使えるマインドマップツールです。

組織図やフローチャートのテンプレートもありますので、ビジネスにも大いに活用することができます。

たくさんのテンプレートが用意されており、用途にあわせてすぐにマインドマップを作成できます。

異なるデバイス間での同期、共有、共同編集も可能で、画像、PDF、ワードなどのテキストファイルへのエクスポートも可能です。

無料版でありながら、各種テンプレート、共有機能の充実など有料級の内容を備えてる点がGitMindの強みです。

Mindly

基本的にアプリメインで使うためのマインドマップツールで、mac版もありますが有料となっています。

スマートフォンので利用に最適化されているので、スマホでもストレスフリーにマインドマップを作成することができます。

このアプリで作成するマインドマップは、中心の円を複数の円で取り囲む形となっていて、一つの星をとりまく衛星のような形式で整理していきます。

直感的に操作することができるため、簡易的にメモしたい時に活躍するマインドマップツールです。

miro

アカウントを作成すれば、スマホ、タブレットやブラウザ、デスクトップアプリからも使うことができ、マインドマップを始めとしてブレスト、アイデアのメモ、サービスの設計図などあらゆる事に活用できるオンラインホワイトボードです。

オンラインホワイトボードがメインのツールなので、マインドマップの機能としては他のツールに劣る面もありますが、マインドマップだけでなく総合的な情報共有の際には大いに役立つツールです。

“今どき”っぽいUIなので、世界中でファンが多いツールです。こちらのマインドマップはブラウザで利用できます。

オススメ有料マインドマップツール4選

あえて有料版にすることで、メリットを享受できるマインドマップツールを4点ピックアップしてみました。
XMindPro
MindMeister
マインドピース
iMindMap
一つずつ解説していきます。

XMindPro

無料でも十分に使うことができるXMindですが、有料版にすることで以下のような便利な機能を使うことができます。

  • Word、Excel、PowerPointへエクスポート、PDFへの書き出し可能
  • ブレストモード、スライドプレゼン機能、ガントチャートの開放
  • パスワード設定、アイコン数の増加

これらの機能が開放されます。

エクスポートやガントチャートの開放など、有料版は特にビジネスでプレゼンが多い営業の方などには多くのメリットがあるといえます。

MindMeister

海外マインドマップが多くを占める中、MindMeisterは貴重な国産マインドマップで、わかりやすい公式サイトにてわからないところもすぐに解決でき、ユーザーフレンドリーなマインドマップとなっています。

共同作業ができるほか、ブラウザのみで使えるので動作が軽く、アプリと連携、自動保存など、作業の上でうれしい機能が備わっています。

自動保存はどのツールでも備わっていると安心ですよね。

無料でも使えますが、有料版は月540円~となっています。

MindMeisterは有料版のメリットが大きいので、月額課金しての利用をオススメします。

マインドピース

インターフェースがとてもシンプルで、動作が軽い点が強みのマインドマップツールです。

mac、Windowsどちらにも対応しています。

有料ならではのテンプレートやツールも充実しており、使い勝手がよいのですが、最大のメリットは動作の軽さでしょう。

情報量を多く入力したい場合に、大きな効果を発揮します。

iMindMap

マインドマップを提唱したトニーブザン氏が推奨するマインドマップツールで、無料版もありますが、基本的には有料で使うことを前提とされています。

通常のマインドマップのほかに放射線状にコンテンツが伸びていくRadial Map View、ブレストに適したBrainstorm Viewなどのフォーマットが特徴で、思考イメージの具現化がマインドマップ上でうまく表現されています。

最初から最適化されているフォーマットがあると使いやすいですね。

www.ayoa.com
 
ソフトウェア | iMindMap Mind Mapping
https://www.ayoa.com/imindmap/ja/software/
マインドマップソフトウェアiMindMapの詳細ページ。価格、ユーザーの声をご覧ください。

マインドマップを作成する時のポイント

出典:Xmind

ここで基本的なマインドマップの作成についておさらいしておきましょう。

さらに詳しくマインドマップのことを知りたい方は、マインドマップの創始者であるトニー・ブザン著作「新版 ザ・マインドマップ®」がオススメです。

トニー・ブザンが提唱したマインドマップ12のルール

マインドマップの創始者であるトニー・ブザンは、マインドマップをより効果的に使うためのルールを設けています。

 

マインドマップ 12のルール

  1. 無地の用紙を使う
  2. ブランチは曲線で
  3. 用紙は横長で使う
  4. 強調する
  5. 用紙の中心から描く
  6. 関連づける
  7. テーマはイメージで描く
  8. 独自のスタイルで
  9. 1ブランチ=1ワード
  10. 創造的に
  11. ワードは単語で書く
  12. 楽しむ

しかしルールに則ることが重要なのではなく、より情報を効率的に深く記憶に定着させるためのツールとして使用するということが大切です。

上記のルールは論理的に記憶に定着しやすいことでトニー・ブザンが掲げているルールです。

すべての場面で同じルールを必ず適用しなければ意味がないものではありません。目的は自分の能力を伸ばすことですので、自分に合った速度で活用できるルールを見つけることが大切です。

マインドマップ作成のポイント

ルールにとらわれなくてもいいとは言っても、マインドマップをせっかく使うのであれば意識したいポイントはいくつかあります。

  • メインとなるテーマは中心に書く
  • 関連する抽象的なキーワードを繋げる
  • キーワードを具体化させていく
  • さらにアイデアを追加して細分化する

マインドマップの基本的な書き方さえ理解していれば、あとは自分自身が納得できる方法を見つけることができます。

そして大事なことは手を止めずにどんどん書いていくことです。

マインドマップはあくまで「頭のイメージを抽出する」ということが目的で、人に伝えるために綺麗に描く必要はありません。

できれば時間を設けて集中的に書く方が、マインドマップの醍醐味を効果的に感じることができるかもしれません。

またビジネスに応用する場合は、マインドマップのテンプレートのみを活用するのも1つの方法です。

まとめ


マインドマップは思考整理にとても効果的です。

自分の考えを具現化したいり、整理したいときはマインドマップを有効に活用すると見えていなかったものまで鮮明に見えてくることでしょう。

しかし、実際にマインドマップを活用している方で、以上のルールを完璧に守っている方は少ない傾向にあります。

マインドマップはあくまで自分の能力を高めるためのツールなので、ルールにこだわらず、まずは使ってみて、自分の都合に合っている使い方を見つけてください。

部分的に使う場合は無料でも十分に使えるツールがありますし、しっかりと使いたい場合、充実の機能を備えた有料版を使うのが良いでしょう。

まずは無料で使ってみて、うまく使えそうであれば有料版にシフトしてみてはいかがでしょうか。

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