様々な情報があふれている現代社会。限られた時間の中で、自分の好きな情報だけを仕入れるためにニュースアプリは非常に便利なツールです。
なにげなく利用している人も多いニュースアプリですが、アプリによって「情報の絞り込み機能」に違いや特徴があるのをご存知でしたか?
今回は、みなさんが好きな情報だけをより細やかに絞り込めるように、人気ニュースアプリの絞り込み機能にフォーカスしてご紹介していきます。
今回は下記のオススメな人気ニュースアプリをピックアップしました。
では、それぞれのアプリの絞り込み機能の特徴を比較しながら見ていきましょう。
誰もが知っている「Yahoo!」のニュースアプリです。
慣れ親しんでいるYahoo!のトップページに近いイメージで、とても使いやすいインターフェースになっています。
ジャンルも豊富で、様々なメディアから幅広いジャンルの情報を仕入れることができます。
トップページの上部タブの一番右のボタンからジャンルの【並び替えと選択】で、好きに変更することが可能です。全部で14ジャンルある中から仕入れたい情報を選ぶことができます。
トップページの上部タブの中にある「テーマ」というタブをタップします。
【テーマをさがす】をタップします。
【最近の話題】と【キーワードで探す】があるので、ここで好きな話題やキーワードを検索し、好きなテーマをフォローします。
この設定が完了すると上部タブから[テーマ]を選択した際に開くとフォローしたテーマに関する記事のみをが閲覧できます。
わかりやすい絞り込み機能と、豊富なジャンルを有するこのアプリ。
不満点は多くありません。
強いて言えば、
くらいです。
しかし、これといって大きな仕組み的な特徴もないと感じました。
コアな情報を求められる人には物足りなく感じるかもしれませんが、とてもバランスの良いアプリだといえます。
SmartNews(スマートニュース)は、世界で5,000万以上ダウンロードされているニュースアプリです。豊富なジャンルとシンプルで読みやすい画面表示で多くのユーザーに支持されています。
SmartNewsの大きな特徴の1つにオフライン(電波圏外)でもニュースを読むことができる点があります。
起動でその時点のすべてのデータを読み込むため、新幹線や飛行機などの圏外になりやすい環境でも、電波状況を気にせずに情報を仕入れることが可能です。
トップページに出てくるチャンネルメニューを全部で19あるジャンルの中から好きなものだけを選ぶことが可能です。
「恋愛」や「どうぶつ」など、プライベートで気になる細かくカテゴライズされた情報を絞り込みすることができます。
選択できるチャンネルの総数は1000を超えるようです。
SmartNewsでは、絞り込みをしても芸能ニュースなどのエンタメ系の情報がトップページに入ってきます。
広告のようなものと割り切ることはできると思いますが、エンタメ系の情報を完全に遮断したいという人には不満が残る仕組みといえそうです。
NewsPickは、経済特化型のソーシャル型のニュースアプリです。
国内・海外の最先端の経済ニュースを中心に見ることができ、業界の専門家や著名人の意見や解説コメントを見ることができる特徴があります。
元々が経済系のニュースアプリのため、そもそものジャンルが経済関連に絞られています。
さらに、トップページのメニューボタンから、興味のあるカテゴリーにチェックを入れ、それ以外のチェックを外すことで絞り込みすることができます。
興味のある分野だけでなく、専門家をフォローすることで、さらに見識を深めることができます。好きな専門家を見つけることができれば、より有益な情報を得ることができるはずです。
NewsPicks Premiumという月額1,500円(税別)の有料サービスがあります。
加入すると、有料会員しか見ることができない記事、動画などが見れるようになり、さらにウォール・ストリート・ジャーナル日本版や英語版の有料記事もすべてが読み放題になります。
ニュースに対するいろんな人の意見が読めるという部分が強みである反面、シンプルにニュースを見たい人にとっては少しごちゃついているように感じるかもしれません。
また、当然ながら経済特化型であるため、それ以外の分野のニュースを見ることはできませんので、ご注意ください。
ロイターは、イギリスロンドンに本社を置くロイター社が提供するニュースアプリです。
政治経済を中心として世界情勢に精通した情報を中心に提供されています。
トップページの右下のメニューのマイニュースフィードで細かく好みの分野を選択することができます。
ロイターの特徴として、トップページからすぐに株式や為替、商品先物の状況を見ることができるページがあります。
さらに「フォロー銘柄」として、企業や金融商品の銘柄を自由に加えることが可能です。
世界の情報を仕入れることができ、素晴らしい情報量ですが、日本の経済や金融情報での絞り込みが難しいという欠点があります。
日本の情報も欲しい人は、他のニュースアプリと併用することをオススメします。
グノシーは、累計5300万以上ダウンロードされている国内最大級のニュースアプリです。
幅広いジャンルのニュースを読むことができ、ネット上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行い、ユーザーに届けるという仕組みを構築しています。
トップページのタブに【ラジオ】があり、様々なラジオ視聴できるなど、他社のニュースアプリにはない特徴もあります。
トップに出てくるタブメニューを全部で13あるジャンルの中から選択でき、そこからさらに細かくチャンネルが分かれており、770以上の数のチャンネルを選択し情報を絞り込むことができます。
トップページのタブをかなり細かく設定できまするが、【クーポン】は削除できません。
また、【トピック】として入ってくる記事のジャンルは豊富ですだが、スポーツやエンタメ系が多い印象です。
グノシーのニュース配信のアルゴリズムの特性上、エンタメ関連の情報が強くなるのは経営層も認めており、これらの情報が不要な人にとっては不満が残る機能といえるでしょう。
今回は人気なニュースアプリの絞り込み機能にフォーカスしてご紹介させていただきました。
アプリ自体の特徴に加え、絞り込み機能を使うことでそれぞれのアプリの特色がより色濃くなります。
自分が欲しい情報のジャンルやニュースの読み方、不要な情報などを考えた上で、自分にあったアプリを選ぶことが重要です。複数のアプリを組み合わせて利用するのもオススメです。
ニュースアプリとそれぞれの絞り込み機能を十分に活用し、効率的に情報を仕入れるようにしていきましょう。