在宅ワークのQOLを上げる!アロマ活用法

トリカレー さんのブログ記事

こんにちは!トリカレーです。
このご時世、在宅ワークの方がぐっと増えていますよね。弊社、あかがねでも在宅勤務が推進され、私自身も人生初の在宅勤務をするようになりました。

仕事に使うPCなどの機器や、ネット環境、作業するスペースの確保など…物理的な環境の整備も大切ですが、心理面でも工夫が必要だなと感じています。

オフィスに出勤すれば、場所が変わるので自然と気持ちも切り替わりますが、
家で仕事をするとなると、生活も仕事も同じ場所で行われるので
切り替えが難しく感じます。

そんな時には、アロマを活用してみてはどうでしょうか。
アロマのいいところは何と言っても、場所を取らずに簡単に生活に取り入れることができるということ。
実際に、アロマ検定1級保持者である私が試してみた、おすすめの方法を紹介させていただきます!

まず…必要なものは?

ひとくちにアロマといっても、様々な楽しみ方があります。

代表的なものは、アロマディフューザーなどがありますよね。
これは、アロマテラピーでいうと芳香浴法といい、香りを拡散させて楽しむ方法です。

他にも、沐浴法、吸入法、湿布法…などの方法があります。

全てに共通しているのは、精油をもちいていることです。

精油とは、植物の芳香物質を抽出したもので、エッセンシャルオイルとも呼ばれます。
植物の花、葉、果皮、果実、根、種子、樹皮など…
原料によって異なる部位から抽出され、異なる香りと効用を持ちます。

アロマを楽しむ上で、この精油は必ず必要となるアイテムです。
ものによって、金額はピンからキリまで存在しますが、スタンダードなものであれば800円~1,500円程度で入手することが可能です。

「生活の木」「enharb」などの専門店であれば種類が豊富ですし、「無印良品」にも取り扱いの種類が増えてきています。また、「ダイソー」などの100円ショップで扱っていることもあるようです。

私は、「生活の木」「無印良品」のものを中心に購入しています。
初めての方であれば、店員さんに相談できる専門店での購入がおすすめです。

無印良品の精油

生活の木の精油

この精油に加えて、次項でご紹介する使用方法ごとに、いくつか必要なものがあります。

シーン別・おすすめの使用方法

この記事では、金額面での負担も少なく日常に取り入れやすい方法に絞って、
「芳香浴法」と「トリートメント法」の2つをご紹介します。

芳香浴法

おすすめシーン:気持ちを切り替えたいとき、リフレッシュしたいときに

方法: 精油の香りを拡散させて楽しむ。
効能: 心地よい香りをかぐことで、心身のバランスを整える。
必要なもの: 精油、香りを拡散させるもの(ティッシュペーパー、コットンハンカチ、お湯を張ったマグカップなど)

芳香浴法は、いつでもどこでも、気軽にアロマを楽しむことができる方法です。
アロマディフューザーを購入しなくても、自宅にあるもので楽しむことが可能です。

楽しみ方:
1. 手元で長時間楽しみたいとき
ティッシュペーパー、コットン、ハンカチなどを用意します。
ここに、精油をそのまま1~2滴たらします。
ハンカチはしみになってしまう可能性もあるので、100円ショップなどで安価なものを購入するのがおすすめです。
また、精油がしみてきて机などに付着すると、変色の原因になってしまう可能性もあるため、下に何か敷いておくと安心です。

2. 手元ですぐに楽しみたいとき
お湯をはったマグカップを用意します。お湯の温度は、沸騰する手前か、沸騰してすこし置いた、70~80℃くらいのものがよいです。
ここに、精油をそのまま1~3滴たらします。
蒸気と共にオイルが揮発し、香りがすぐに広がります。

また、アロマストーンを用いると、より手軽に楽しむことができるようになります。
アロマストーンは素焼きされた陶器のようなもので、ここに精油を垂らすと
長時間香りを楽しむことができます。
お手入れもいらないのでらくちんです。
私は、無印良品で販売している、700円程度のものを使用しています。

無印良品のアロマストーン

ただしいずれの方法も、デスク周りやベッドの枕元など、狭い範囲で楽しむ方法と
なります。
部屋全体で香りを楽しみたいという場合は、アロマディフューザーなどの使用を
おすすめします。

トリートメント法

おすすめシーン:気持ちをリラックスさせたいとき、就寝前に

方法: 精油を希釈したトリートメントオイルを身体や顔に塗布する。
効能: 心身のリラックスの他に、保湿、整肌、血行促進、筋肉の凝りをやわらげる等。
必要なもの: 精油、基材となるオイル

トリートメント法は、精油を植物油(オリーブオイル、ホホバオイルなど)と
混ぜ合わせて、直接肌に塗布する方法です。
希釈の濃度さえ抑えておけば、混ぜ合わせるだけなのでとても簡単。
植物油も、「無印良品」などで簡単に入手できます。
私自身も「無印良品」のオイルを用いています。
容量、オイルの種類が豊富で、50ml500円程度から入手可能です。

楽しみ方:
1. 基材となるオイルに、精油を混ぜ合わせます。
割合は、オイル50mlに対して、精油10滴が目安です。
この時、2-3種の精油を混ぜて合計10滴にしてもOK。

2. 出来上がったマッサージオイルを手に取り、体に塗布して優しくマッサージします。
てのひらで人肌に温めてから塗布すると、伸びが良く香りも一層楽しめます。
 
精油のブレンドは、芳香浴法とトリートメント法の両方で取り入れることができますが、トリートメント法だと肌から直接香るので、よりダイレクトにその楽しさを感じられます。

この時、精油の個性に注目してブレンドしてみましょう。
精油にはそれぞれ、香りが長く持続するものとそうでないものがあります。
香りの持続力・立ち上がり方をノートといい、トップ、ミドル、ベースの3つに分類されます。

異なるノートの香りを混ぜ合わせると、徐々に香りが変化していくのを楽しめます。

シーン別・おすすめの香り5選

精油はそれぞれに香りが異なるだけでなく、心理的・身体的な面でもたらしてくれる効果も様々です。
安価に入手しやすい中から、在宅勤務時にありがちなシーン別に、おすすめの香りをご紹介いたします。

その1: 朝起きて、支度をして…PCの前に座って、よしやるぞ!とスイッチを入れたい

→同じ空間の中で、ばしっとスイッチを切り替えるのって難しいときがありますよね。
 
そんな時には、グレープフルーツ+ペパーミントの香りがおすすめ。
すっきりとさわやかな香りで、背筋がしゃんとしてきます。
グレープフルーツは幸福感をもたらす効果が期待できるため、前向きな気持ちになれます。

また、ペパーミントは鼻詰まりや花粉症にも効果を発揮するので、換気と花粉症対策を並行したい…というときにもおすすめです。

その2: ひとりで黙々と作業をしていて、ちょっと気疲れ。気持ちを軽くしたい!

→打ち合わせの予定もなく、一人でひたすら作業をこなす…
なんだか煮詰まってきてしまうときには、ベルガモットの香りを取り入れてみてください。

ベルガモットは、さわやかな柑橘系の一種でありながら、お花のような華やかな香りも併せ持っています。
万人に好まれやすい香りで、実は紅茶のアールグレイは、このベルガモットで香りづけをしているんですよ。
鎮静効果と高揚作用の両方を併せ持っているので、気持ちをフラットにしたいときに最適です。

また、ほとんどの精油と相性がよいので、ブレンドして使うのもおすすめです。

その3: 午後3時頃。何かおやつにつまみたいような、口寂しいような…

→在宅勤務中は、おやつに手が伸びやすいような気がしませんか?
それに、運動不足になりがち…
そんな時には、おやつの代わりにシナモンリーフの香りをどうぞ。
甘く濃厚な香りで、気持ちが満たされます。

また、刺激作用により、無気力や落ち込んだ時の孤独感を脱却する効果も期待できます。

その4: 夕方、日が傾いてきて…一日の疲れが出てきて、集中力が切れてしまう

→夕方~夜にかけて、だんだんと疲れてくる時間帯。
午後は作業効率が落ちてしまう、というのは通説でもありますよね。
集中力を高めるには、ローズマリーの香りがおすすめ。
すっきりとしたシャープな香りに加えて、血液の循環を促進する作用もあり、脳に血液とともに酸素を送り込んでくれます。

また、集中力だけでなく、記憶力UPにも効果があるという研究結果もある優れもので、受験生の味方としても知られています。

その5: 朝から夜まで外出せず。布団に入っても、なんだか寝付けない…

→一日中自宅で過ごしていると、頭と体の疲労具合がアンバランスになり、うまく寝付けない…なんていう時もあるかと思います。
そんな時には、ラベンダーの香りがおすすめ。

安眠効果があることで有名ですが、自律神経のバランスを調整する働きもあり、ストレスを癒して深いリラックス効果をもたらしてくれます。

好きな香りを、自分の中のスイッチに!

好きな香りを見つけたら、ぜひ生活のリズムの中に取り入れてみてください。
私自身も、時間に合わせて香りの切り替えを実践しています。
まず、朝起きたらグレープフルーツ+ミントの香りで気持ちをすっきりさせて、午前中はベルガモットの香りで気持ちを軽くして仕事に向かい、夕方にはローズマリーの香りで集中力を取り戻す…という具合です。
こうすることで、一日中同じ空間で過ごす在宅勤務でも、気持ちにメリハリが生まれてきます。

こんな気分になったらこの香りで切り替える、あるいはこんな気分になりたいときにはこの香りの力を借りよう、というように、自分の中のスイッチにしてみると、

気持ちのコントロールがしやすくなり、日々の生活が楽しくなります。

お読みくださりありがとうございました m(__)m

なんとなく気分が上がらない時、もうちょっと頑張りたいとき、気持ちを切り替えたいとき…

アロマという選択肢を生活の中に取り入れると、QOLがぐっと格上げされること請け合いです。
おうち時間の長い今、ぜひ気軽な気持ちで試してみてください!

この記事はさんが執筆しました

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